化学物質や医薬品、医用材料、食品などの安全性試験として、微生物や動物細胞を用いた変異原性試験(エームス試験、染色体異常試験、マウスリンフォーマTK試験など)を受託しています。医薬品、医療機器、化審法、安衛法の各GLPの適合確認を受けており、各GLP対応試験が可能です。 関連する試験として、抗菌性試験、細胞毒性試験などを実施しています。
変異原性試験(遺伝毒性試験)
in vitro試験について医薬品、医療機器、化審法、安衛法の各GLPの適合確認を受けております。化審法・安衛法対応試験につきましては届出様式の作成も行います。また、OECDの試験ガイドラインにも対応し、英文での報告書作成も承ります。
復帰突然変異試験(エームス(Ames)試験)
医薬品、医療機器、化審法、安衛法GLP対応で実施可能です。また、ご希望の試験条件に応じたスクリーニング試験も実施します。使用菌株としては通常の5菌株に加え、WP2uvrA/pKM101についても実施可能です。1995年の試験開始以来、約5,000件(内GLP対応約2,000件)の豊富な実績を有しています。
- エームス試験 〜微生物を用いる変異原性試験/細菌を用いる復帰突然変異試験〜
- Ames試験の目的別メニュー
- THF溶媒使用時のAmes試験について
- エームス試験(Ames試験)のご紹介
- 少量試料での簡易エームス試験
- Ames試験におけるアミノ酸の影響
- 非GLPのAmes試験について
- Ames試験における試験ガイドラインの主な相違点
- エームス試験に使用する菌株について
- 簡易試験における菌株の選択について
- Ames試験における確認試験の実施について
- トナー及びインクのAmes試験 part1〜エコアーク認定およびグリーン購入法について〜
- トナー及びインクのAmes試験 part2〜グリーン購入法について〜
- トナー及びインクのAmes試験 part3〜エコマーク認定取得の注意点〜
- エームス試験方法の紹介
- 高分子化合物を被験物質とするAmes 試験
- 安衛法対応エームス(Ames)試験に供する被験物質の純度
- エームス(Ames)試験における比活性について
- エームス試験における前処理法の紹介
- エームス(Ames)試験に供する被験物質の滅菌について
- Ames試験に適用可能な溶媒について
- エームス(Ames)試験による抗変異原性物質の評価
- 生育阻害について
- 変異原性の判定について
- 上水試験法による水中微量成分の変異原性試験
in vitro染色体異常試験
チャイニーズ・ハムスターCHL/IU細胞を用い、医薬品、医療機器、化審法、安衛法GLP対応で実施可能です。また、ご希望の試験条件に応じたスクリーニング試験も実施します。1996年の試験開始以来、約500件(内GLP対応約100件)の豊富な実績を有しています。
マウスリンフォーマTK試験
マウスリンパ腫L5178Y(TK+/--3.7.2C)細胞を用い、医薬品、医療機器GLP対応で実施可能です。また、ご希望の試験条件に応じたスクリーニング試験も迅速に対応致します。
in vitro小核試験
チャイニーズ・ハムスター由来CHL/IU細胞を用い、医薬品、医療機器GLP対応で実行可能です。小核を有する細胞の頻度から、染色体異常誘発性を調べます。
umu試験
アミノ酸を含む被験物質などAmes試験が適用できない場合にAmes試験に替わって実施します。
被験物質分析試験
GLP試験に用いる被験物質および動物(微生物・細胞)へ投与する被験物質調製物についてHPLC、GC等の機器分析により安定性試験(被験物質濃度測定)を実施します。医薬品GLP対応での実施も可能です。
被験物質の安定性試験
被験物質とのと媒体混合物の安定性・均一性試験
細胞毒性試験
チャイニーズ・ハムスターV79細胞を用い、被験物質の培地抽出液でのコロニー形成率を調べて細胞毒性を評価します。医療機器GLP対応にて実行可能です。
- ヒト由来細胞株のin vitro細胞毒性試験
- 細胞毒性試験の最近の動向
- 細胞毒性試験(コロニー形成阻害試験)について
- USPに基づく細胞毒性試験(Elution Test)について
- MTT法による細胞毒性試験について
- XTT法による細胞毒性試験について
高分子フロースキーム試験(化審法対応)
有機溶媒への可溶・不溶を問わず、種々のポリマーに対応した試験が可能です。また、申請業務代行(資料作成、申請手続き、ご要望によりヒアリング同行)も承ります。
微生物学的試験
生菌数測定
培養法にて大腸菌群、一般細菌、レジオネラ属菌(同定法:グラム染色、システイン要求性)、従属栄養細菌(R2A寒天培地法)および真菌(PDA寒天培地法)の生菌数測定を実施します。また、AO(アクリジンオレンジ)染色による蛍光検出法にて全菌数測定も実施しています。
- 従属栄養細菌の測定
- 蛍光顕微鏡による全菌数測定
- 蛍光顕微鏡による生細菌数測定
- 一般細菌と従属栄養細菌と全菌数
- 産業用水の微生物測定―真菌の測定について
- 産業用水の微生物測定―従属栄養細菌の測定について
抗菌性試験
評価菌として黄色ブドウ球菌、大腸菌、緑濃菌等を用い、フィルム密着法、菌液吸収法、MIC(最小発育阻止濃度)測定等を実施します。