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SE001

エームス試験 〜微生物を用いる変異原性試験/細菌を用いる復帰突然変異試験〜

米国カルフォルニア大学のAmes教授らによって開発され、発ガン物質をスクリーニングするための毒性試験として世界中で用いられています。

当社は、薬機法、安衛法、化審法およびOECDの各GLP試験に対応しています。

試験の原理

試験に供するネズミチフス菌(サルモネラ菌)や大腸菌は、アミノ酸生合成に関与する酵素遺伝子に変異が有り、アミノ酸を含まない培地上では生育できません(アミノ酸要求性)。しかし、化学物質の作用によって当該遺伝子に変異が起きて野生型に復帰すると、アミノ酸を含まない培地上でも生育できるようになり、コロニー数の増加を引き起こします。

使用菌

以下の1〜5種の菌株をセットで実施します。

  1. ネズミチフス菌TA1535
  2. ネズミチフス菌TA1537またはTA97またはTA97a
  3. ネズミチフス菌TA98
  4. ネズミチフス菌TA100
  5. 大腸菌WP2 uvrA、WP2 uvrA(pKM101)またはネズミチフス菌TA102

試験法

次の1が主流ですが、サンプルによって2、3も適用いたします。

  1. プレインキュベーション法
  2. プレート法
  3. 改良プレインキュベーション法
写真:寒天平板の実際の写真

サルモネラTA98
左:コントロール
右:変異原AF-2処理

写真:寒天平板の実際の写真

図:試験イメージ

図:試験イメージ

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