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SE046

マウスリンフォーマTK試験

ここでは、弊社で実施していますマウスリンフォーマ細胞を用いる遺伝子突然変異試験(マウスリンフォーマTK試験、MLA)について、原理や特徴について簡単にご紹介いたします。

マウスリンフォーマTK試験は、ほ乳類培養細胞を用いる染色体異常試験と同様に、化学物質によって誘発される染色体異常の有無を検索する試験です。マウスリンパ腫細胞L5178Ytk+/- -3.7.2c株のチミジンキナーゼ遺伝子座の変異を指標として、遺伝毒性誘発性の有無(TFT(トリフルオロチミジン)耐性の突然変異体の有無)を検索します。遺伝子の変異を指標とする点で、細菌を用いる復帰突然変異試験(Ames試験)と同じですが、ほ乳類の培養細胞を用いる点でより高次な試験です。本方法には、ソフトアガー法とマイクロウェル法の2種類がありますが、弊社ではマイクロウェル法で試験を実施しております。

実施例

陽性対照のメタンスルホン酸メチル(MMS)の用量に依存して突然変異の割合が増加しました(試験条件:24時間連続処理法)。

図:陽性対照MMSにおける総遺伝子突然変異頻度と相対増殖率

図:陽性対照MMSにおける総遺伝子突然変異頻度と相対増殖率

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