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SE051

In vitro小核試験

弊社では、微生物や培養細胞を用いた変異原性試験(遺伝毒性試験)について、豊富な実績を持っています。ここでは、弊社で実施していますほ乳類培養細胞を用いたIn vitro小核試験について、原理や特徴について簡単にご紹介いたします。

小核試験は、染色体異常に起因して出現する小核を観察する試験方法であり、異数性誘発物質と染色体構造異常誘発物質の両方を検出することが可能です。高度な熟練を要する染色体分析に比べて標本作製や観察が比較的に容易であるという側面もあります。試験ガイドラインとしてはOECD TG 487が提示されています。本方法には、小核生成模式図(図1)に示したように、大きく分けてサイトカラシンBを使う方法と使わない方法の2種類があります。弊社では主にサイトカラシンBを使わない方法で試験を実施しております。

図1:小核生成模式図

図1:小核生成模式図

図2:ギムザ染色写真の例(サイトカラシンBなしCHL/IU細胞株) 図3:蛍光染色法による観察例(サイトカラシンBなしCHL/IU細胞株)
図2:ギムザ染色写真の例
(サイトカラシンBなしCHL/IU細胞株)
図3:蛍光染色法による観察例
(サイトカラシンBなしCHL/IU細胞株)
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