SE048
天然成分の抗菌性試験
弊社では研究開発向けに様々な抗菌性試験を行っています。ここでは天然成分カテキン及びヒノキチオールについて抗菌性の測定例をご紹介します。
1.定量法による茶カテキンの抗菌性試験
茶カテキンは植物ポリフェノールの一種エピガロカテキンガレートを多く含み、菌数が無処理に比べて10万分の1以下になることが確認されました。
バイアル瓶の左半分は無処理、
右半分はカテキン処理ティッシュ(n=3)
エピガロカテキンガレート(EGCg)
バイアル瓶(試料0.4g) |
↓ 大腸菌液0.2ml(2×104個/瓶) |
培養(37℃、18hr) |
↓ |
菌液洗出し(生理食塩水20ml) |
↓ |
菌数測定(培養法) |
↓ |
無処理と比較 |
2.定性法(ハロー法)によるヒノキチオールを配合した発泡PEシートの試験
白癬菌を用いて素材周囲の生育阻止帯(ハロー)を観察しました。ハローの有無で効果を定性的に確認できました。
図:白癬菌の生育阻止帯の様子 | ヒノキチオール |