SE058
上水試験法による水中微量成分の変異原性試験
近年、環境水や水道水の安全性に対して関心が高まっており、水に含まれる有害微量成分に対する対策が重要になってきております。
これらの有害微量成分は、上水試験法に基づいて試料水の濃縮を行なった後、Ames試験を実施する事で調べられます。
図:上水試験法に基づくAmes試験の流れ
大量の水を固相抽出法により濃縮処理を行ない、その後Ames試験を行なうこの手法は、水道水や各種排水、及び地下水、河川等の環境水中の変異原性物質を生物学的指標により総合的に評価するきわめて有用な手段となります。