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外部発表

2007年度

論文発表

Key Engineering Materials, Vol.352, pp.193-196 (2007年)
Synthesis and Microstructural Evaluation of SiC-AlN composites (白水 啓太)
ワイドバンドギャップを持つSiC、AlNはパワー半導体としてだけではなく、高温高強度材料としても用いられている。もし均一組成のSiC-AlN固溶体を作製することができれば、両特性をあわせ持つバンドギャップ可変、外部応力緩和による機械的特性の向上など新規半導体材料として有望である。一般にこれら共有結合性が強い難焼結性物質には緻密化を図るため酸化物系焼結助剤が用いられるが、液相を経由して進行するため粒界近傍にガラス相が生成し上述の特性を低下させてしまう。本報ではスパークプラズマ焼結法により焼結助剤を使わずに高密度SiC-AlN固溶体を作製することを目的に、焼成温度、ならびに原料粉体等の影響を種々の分析手法を用いて検討した。
Japanese Journal of Applied Physics Vol.46,No.8A,2007,pp5254-5258
Structual Characterization of Lead Zirconate Titanate Film Synthesized by Hydrothermal Method
(二井 裕之、國重 敦弘、宗山 悦博)
水熱合製法によりTi基板上に作製されたPbZr1-xTixO(PZT)結晶膜の構造について調べた。得られたPZT結晶膜はZr/Ti比が12/88で正方晶の単相であったが、同じZr/Ti比の通常のセラミックスに比べ、格子が歪みキュリー温度も高くなっていることが分かった。構造解析の結果、格子の歪みは鉱化剤として用いたKOHに起因して結晶中に取り込まれたK+イオンによって引き起こされているものと考えられ、キュリー温度の上昇についても、結晶中に取り込まれたK+イオンとこれに付随して導入された酸素欠陥による分極のピニング効果によって説明できることが分かった。

学会発表

第34回フラーレン・ナノチューブ総合シンポジウム (2008年3月4日)
Influence of Diameter on the Raman Spectra of Multi-Walled Carbon Nanotubes (二井 裕之、住山 芳行、中川 浜三、國重 敦弘)
第36回日本環境変異学会/第1回アジア環境変異学会 (2007年11月29日)
染色体異常試験におけるBenzo(a)pyreneの異常出現頻度の変動要因についての研究 (武下 健次、他)
第12回高分子分析討論会 (2007年11月6、7日)
無水マレイン酸グラフトポリオレフィンのグラフト構造高感度定量法の検討 (宮内 康次、梅木 雄里、齊藤 啓治)
SEMによる高分子材料中のカーボンナノチューブの分散状態観察 (加瀬 庄一、山口 正彦、尾田 傳一)
CNT/ポリマー複合材料中のCNTネットワークの可視化 (松原 徹、正田 薫、伊藤 幸助、國重 敦弘、住山 芳行)
ナノコンポジットの3D-TEMによる粒子解析 (門間 公俊、山口 正彦、尾田 傳一)
擬似空気雰囲気中における高分子材料の加熱発生ガス分析法の検討 (西村 一夫、本行 乾一)
日本セラミックス協会第20回秋季シンポジウム (2007年9月12日)
SPS法により作製されたSiC-AlNコンポジットの微細構造と固溶状態の評価 (白水 啓太)
マテリアルライフ学会 平成19年度年次大会 (2007年6月29日)
プラスチック・ゴムの劣化 −赤外放射率と構造変化について− (秋庭 芳一、門間 公俊、齊藤 啓治、陣田 一也)
第56回高分子学会年次大会 (2007年5月29日)
高分子フィルム表面の結晶構造とその異方性II (國重 敦弘、川崎 勝、陣田 一也)
日本顕微鏡学会第63回学術講演会 (2007年5月22日)
CNT/ポリマー複合材料中のCNTネットワーク可視化の検討 (松原 徹、正田 薫、伊藤 幸助、國重 敦弘、住山 芳行)
第68回分析化学討論会 (2007年5月20日)
顔料の分析(6) −アゾ系顔料の部分構造検索システム− (清水 博、吉屋 晴夫、岩本 陽二)
MRS 2007 Spring Meeting (2007年4月10、13日)
Evaluation of boron atomic sites in longitudinal CoPtCrB HDD media by ultrasoft pseudoptentials calculation and HR-TEM analysis (正田 薫)
Systematic characterization of carbon nanotubes functionalized by CF4 plasma fluorination by means of transmission electron microscopy (正田 薫)

解説・紹介

Electronic Journal 別冊「2008 FPD 故障解析・分析技術大全」  (2007年9月10日発行)
UBE科学分析センターの故障解析・分析受託サービス (竹田 将利)

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