X9301
単結晶X線構造解析
1. メーカー・型式
リガク製 RASA-7R
2. 原理・概略図
約0.3mm角の単結晶にX線を入射させ、逆格子空間内の任意の場所に生じた回折線の強度を4軸回折装置を用いて測定します。収集された数千個の回折強度を解析することにより結晶内の原子配置を決定することができます。
写真:単結晶X線構造解析装置 | 図:シチジンの結晶構造 |
3. 性能・仕様
X線源 | CuまたはMo、18kW |
---|---|
測定速度 | 6,000反射/日(max) |
温度範囲 | -170℃〜室温 |
直接法 | SIR、SAPI、MULTAN |
4. 結晶の大きさ
立方体ならば一辺が0.1〜0.6mm程度
5. 分析依頼の際の留意点
組成式と予想される構造情報を開示ください。
6. 応用分野・分析例
医農薬、ファインケミカルズや天然物の構造解析
- 光学異性体の絶対構造決定
- 医農薬品の構造解析
- 無機化合物の構造解析
- 金属錯体の構造解析