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Pt/C触媒の耐久性評価
燃料電池用電極触媒に使用されるPt/C触媒は、発電時間の経過とともに反応性が低下し触媒劣化が起こります。このPt/C触媒の劣化状態を把握するため、電位サイクル試験を行い、試験前後でのPt粒子の形状や粒子径の比較を行いました。電位サイクル前後でのPt/C触媒の暗視野STEM写真およびPt粒子の粒径分布を図1、2に示します。
電位サイクル試験前 | 電位サイクル試験後 | |
図1:電位サイクル試験前後のPt/C触媒の暗視野STEM写真 |
図2:電位サイクル試験前後のPt粒子径分布
※電位サイクル試験条件:PRDE法0.3V ⇔ 1.0V 3 sec保持 1920 cycles
暗視野STEM観察および粒子解析の結果より、電位サイクル試験をおこなうことでPt粒子同士の癒着が進行し、粒子径の大きな粒子の割合が増加しています。