S426
走査型プローブ顕微鏡(SPM)による分析の概要
走査型プローブ顕微鏡(SPM):ビーコインスツルメンツ製 Dimension 3100型 Nanoscope IIIa型
測定モード
機能 | 測定される物性 | 参考図 |
---|---|---|
表面形状測定 | 凹凸形状 | 図1 |
位相イメージング | 凝着力・粘弾性 | 図2 |
磁気力顕微鏡 | 磁気力勾配 | 図3 |
電気力顕微鏡 | 電界勾配 | 図4 |
表面電位顕微鏡 | 表面電位 | 図5 |
走査型キャパシタンス顕微鏡 | キャパシタンスの微小変化 | 図6 |
図1:表面形状測定 (例)Siウエハ表面 ウエハ表面の粗さ解析(イメージ全体、ボックス領域のみも可能)
図2:位相イメージング (例)PP系複合材料 凝着力、粘弾性の違いをイメージング化し、相構造を観察
図3:磁気力顕微鏡 (例)ハードディスク表面 漏洩磁界を明暗でイメージング化し、磁界方向を観察
図4:電気力顕微鏡 (例)カーボン微粒子分散樹脂 形状からは分からない導電物質をイメージング化
図5:表面電位顕微鏡 (例)相変化光ディスク表面 相変化部(白色部)と結晶状態部(茶色部)の電位差を観察
図6:走査型キャパシタンス顕微鏡
(例)Si半導体 p型(白色部)とn型(茶色部)半導体領域をイメージング化