S349
複合材中のカーボンナノチューブ分散状態SEM観察
ポリイミド/カーボンナノチューブ複合材シートを試作し、複合材の特性評価に必須であるCNT分散状態をSEMにより直接観察しました。
図1:複合材中のカーボンナノチューブ分散状態SEM観察
SEMで観察すると、樹脂中のCNT繊維は明るく観察されます。光学顕微鏡像と比較できる低倍率から、CNTを直接観察できる高倍率まで、連続的に観察することで、凝集体の分布や、CNT繊維の絡み合う様子、また、光学顕微鏡では透明に見える場所にも繊維が存在することなどが観察できています。