ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などの高分子材料の成形品やシートは、球晶構造の観察に光学顕微鏡(OM)や透過型電子顕微鏡(TEM)を用いるのが通常ですが、結晶部と非晶部で凹凸を作ることで走査型電子顕微鏡(SEM)でも球晶を観察することが出来ます。
次の写真は、PEの球晶をSEMで観察したものです。球晶のラメラが明確に観察出来ます。
写真:PEの球晶のSEM写真