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LC/MSを用いた胆汁酸の一斉分析
胆汁酸は、脂肪酸、脂溶性ビタミン、コレステロール等の油成分とミセルを形成することで、これら脂質成分の吸収を助ける「腸内の洗剤」とも言える重要な役割を果たしています。また、腸内環境や代謝性疾患の生体マーカーとしても注目を浴びております。
弊社では、簡便な一斉分析法としてLC/MSを用いた分析法を提案しております。4種類の胆汁酸(コール酸、デオキシコール酸、ケノデオキシコール酸、リトコール酸)の混合物(各々濃度:10ppb)を一斉分析した結果を下図に示します。誘導体化等の煩雑な前処理無しで、4種類の胆汁酸が分離されて検出されていることが分かります。
コール酸 |
ケノデオキシコール酸 |
デオキシコール酸 |
リトコール酸 |
図1:胆汁酸4種(10ppb)のLC/MS分析結果(EIC 407、391、375) |