O449
ASAP(質量分析用大気圧固体試料プローブ)による有機EL材料の分析
ASAPはAtmospheric Pressure Solid Analysis Probeの略で、大気圧イオン化を用いて、固体及び液体試料中の揮発/半揮発成分をLCを介さず直接分析します。試料を直接プローブに塗布し、加熱した窒素脱溶媒ガスにより気化させ、コロナ放電でイオン化させます。ESI、APCIで高感度に測定出来ない低極性成分の分析が可能で、MS/MSモード及び高分解能モードでの測定にも対応しています。
例として、有機EL材料のα-NPDおよびrubreneのマススペクトル、高分解能およびMS/MS測定(プロダクトイオン)結果を示します。