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O424

CE/MSによるイオン液体の分析

イオン液体は陽イオンと陰イオンから構成される塩であり、低蒸気圧、難燃性、高安定性(熱的・化学的・電気的)、導電性等の特徴を持っています。

これらの特徴は従来の有機化合物には無いことから、下記のように様々な分野で実用に向けた研究が進められています。

用途例

  1. リチウムイオン電池やコンデンサーの溶媒、添加剤
  2. 有機・無機合成での溶媒
  3. 潤滑剤
  4. 帯電防止剤

今回、キャピラリー電気泳動質量分析(CE/MS)を用いたイオン液体の分析を行いました。CE/MSでは、電荷によって化合物を分離して質量分析を行うため、多くの場合で共存成分の多い試料中でも、高極性成分を選択的に検出できます。

測定したイオン液体

陽イオン 1-ブチル-1-メチルピロリジニウム・・・分子量142
陰イオン ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド・・・分子量280
図:イオン液体のCE/MS測定結果

図:イオン液体のCE/MS測定結果

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