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O405

CE/MSによる各種分析の紹介

キャピラリー電気泳動(CE)は、有機・無機を問わずイオン性成分およびpHにより解離可能な酸塩基性成分(概ね分子量50〜500の成分が対象)を対象とし、HPLCで保持や分離が困難な成分の分析に有効です。さらに、HPLCと比べて測定試料の面倒な前処理も必要ありません。この様なCEのメリットを活かし、当社では質量分析計(MS)と連結したCE/MS(アジレント社製)による様々な分析を行っております。少ない試料量で測定が可能であり、ある種の特定イオンを用いたSIMモードによる高選択性・高感度な分析も行っております。

図:Aglient CE/ESI-MSシステム

性能・仕様

イオン化法 ESI
質量範囲 m/z 50〜1350
質量正確さ ±0.13u
測定モード フルスキャン、SIM

対象成分

低分子有機酸(ぎ酸、酢酸は除く)、低分子有機アミン、キレート化剤、無機アニオン(硫酸系・リン酸系のみ)、アミノ酸、水溶性ビタミン、その他イオン性成分

具体的な分析事例

1. 工業薬品

  • メッキ液(電解、無電解)の不良解析
  • 研磨スラリー(水系)中の有機酸分析
  • エッチング液中の酸分析 など

2. 食品・化粧品

  • 水溶性ビタミン類、有機酸類の一斉分析 など

3. 医薬品

  • 不純物の分析 など

4. 生体試料

  • 動物検体(血清、尿)中の活性体分析 など

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