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I395

ポリマー中の微量ケイ素の定量分析

ポリマーをはじめとする有機材料に含まれる不純物元素は製品の品質に影響を及ぼすことがあり、品質管理項目として微量元素の濃度管理が必要になります。
その中で、ケイ素について、マイクロ波分解装置を用いてポリマーを分解処理し、高分解能型誘導結合プラズマ質量分析法(HR-ICP-MS)により定量分析を行いました。マイクロ波分解の条件を検討することで、定量下限値1ppmを達成することが出来ました。
分析フローとHR-ICP-MSのマススペクトル(標準溶液)を下図に示し、ポリマー試料の分析結果を表に示します。
当社では、様々な試料中の微量〜極微量元素の分析手法の開発を行っており、ご希望に沿った最適な分析手法をご提案いたします。

分析フロー 標準溶液のマススペクトル
分析フロー 標準溶液のマススペクトル
表:ポリマー中Siの定量結果(単位:µg/g)
試料名 Si
ポリマーペレット <1
定量下限値 1
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