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イオンクロマトグラフ法(IC)によるホウ酸イオン(BO33-)の定量分析
ホウ素(B)はガラス、電子材料、メッキ液の添加剤、防腐剤、医薬品など広く使われている元素です。また、水道水質基準を踏まえた排水基準や工業製品、医薬品などの品質管理などで濃度管理が求められています。
Bの分析は、吸光光度法や誘導結合プラズマ発光分析法(ICP-AES)などによる定量分析が一般的な手法ですが、これらの方法は、Bの分析法であり、BO33-の分析法ではありません。
今回、イオンクロマトグラフ法(IC)による水溶液中のBO33-の分析法を検討したので紹介します。IC法を用いることで、特別な前処理を行わず、少量の試料(1mL〜)で短時間(〜12分)に高感度分析(Bとして0.25ppm〜)が可能です。
当社ではICを使ったイオン成分の分析法を逐次更新してお客様のご要望への対応を行っています。
また、種々のイオン成分の分析法の検討を行っていますので、ぜひ、皆様のご利用とお問い合わせをお願いいたします。
図1:ホウ酸イオン(BO33-)5ppmのクロマトグラム
図2:ホウ酸イオン(BO33-)の検量線