I343
試料の溶液化(加圧酸分解)
ICP-AESやICP-MSで試料中の元素を分析する場合、あらかじめ酸やアルカリで分解し溶液化する必要があります。加圧酸分解は、酸分解や湿式分解で溶解できないセラミックス試料等の分解に有効な方法です。図に炭化ケイ素(SiC)分解操作の一例を示しました。また、表に加圧酸分解の特徴を示しました。
図:SiCの加圧酸分解方法
利点 |
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短所 |
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適した試料 | 金属酸化物・窒化物・炭化物等のセラミックスで、アルミナ、炭化ケイ素、窒化ホウ素、窒化ケイ素など。 |
適さない試料 | 有機化合物 |