アルミナ系触媒中のClの分析

無機物中のハロゲンや硫黄の含有量を調べるに、試料を溶液化し分析する方法があります。通常は、Niるつぼに試料を精秤しNaOHを加えて加熱して融解分解します。しかし、微量Clの分析では、多量の融剤を使用することや煩雑な操作のため雰囲気からの汚染が多く定量下限値が高くなります。

今回、加圧分解容器を使い、密封系で少量の融剤を使用して汚染を少なくすることにより定量下限を低くし、同時に複数の試料を分解することが出きるようになりましたので紹介します。

図：アルミナ系触媒の分析フローシート