I136
自動車触媒中のS、Pの分析
自動車触媒はアルミナやコージェライト担体にPt、Rh、Pd等の貴金属等が担持された物が一般的に使用されており、SやPは触媒毒の原因となる為分析が必要とされている。通常これらの分析はアルカリ溶融分解して分析されている。
ここでは、触媒を過塩素酸、硝酸、フッ化水素酸、臭化水素酸で加熱分解した後、王水に溶解して結合プラズマ発光分光分析法(ICP-AES)によりS、Pを分析した例を示します。
1. 前処理
2. 分析例
試料名 | S | P |
---|---|---|
A | 1.5 | 0.2 |
B | 2.1 | 0.1 |
添加回収率(%) | 101 | 102 |