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HPLCによるモノエタノールアミンの高感度分析
モノエタノールアミンは、乳化剤、化粧品、潤滑油や研磨剤などの添加剤として使用されており、その用途は幅広い。
一般的に定量分析はGC又はHPLCを用いて行うが、モノエタノールアミンは極性の高い塩基性化合物であるため、GCでの分析はカラムへの吸着が強く微量分析は困難である。そこでUVラベル化剤で下記に示した誘導体に変換し、HPLCで高感度に分析する方法について検討したので報告する。
モノエタノールアミンのUVラベル反応
結果
HPLCで分析した結果、0.01ppm(10ppb)から1ppmの範囲で濃度とピーク面積に良好な直線性が得られた。
また、測定濃度として10ppb程度のモノエタノールアミンを高感度に分析できることも確認された。下記にモノエタノールアミン0.1ppmのHPLCクロマトグラムを示した。
図:モノエタノールアミン誘導体(0.1ppm)のHPLCクロマトグラム