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固体触媒の酸点評価(NH3-TPD)
固体触媒の酸性質の評価は、触媒の設計や性能向上、触媒活性の把握に大変重要である。この酸性質の測定には昇温脱離法(TPD:Temperature Programmed Desorption)が用いられ、塩基性ガスのNH3を触媒の酸点に吸着させ脱離挙動を見ることで酸性質を把握する。このとき、NH3脱離量が試料の酸量、脱離温度が酸強度や強度分布の指標になる。
以下にゼオライトを用いたNH3-TPD測定の一例を示す。
本結果では100℃から300℃の低温側(Low)と300℃〜550℃の高温側(High)にそれぞれピークが見られた。
表1:NH3-TPD測定の結果