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B103

アルゴンガス吸着によるゼオライトの細孔径分布測定

多孔体の微小な細孔の評価にはガス吸着法、特に窒素ガス吸着法が広く用いられていますが、より小さな分子プローブであるアルゴンを用いて、1nm以下のミクロポアを有するゼオライトの細孔径分布測定を行いました。

1. 試料

ゼオライト

2. 測定装置および測定条件

測定装置 高性能、全自動ガス吸着量測定装置  AS-1-C/VP/TCD/MS(Quantachrome社製)
測定原理 定容法によるガス吸着量測定
測定方法 低圧吸着等温線測定、NLDFT法解析
試料前処理 試料を測定セルに入れ、150℃(真空中)で60分間脱気した
吸着ガス アルゴンガス(吸着温度:液体アルゴン下)、窒素ガス(吸着温度:液体窒素下)

3. 測定結果

図1にアルゴンガスおよび窒素ガスによる細孔径分布測定の結果を示します。
アルゴンガスを用いた測定では直径0.5nm程度の細孔も確認できました。

図1:ゼオライトの細孔径分布解析結果(赤線:アルゴンガス、青線:窒素ガス)

図1:ゼオライトの細孔径分布解析結果(赤線:アルゴンガス、青線:窒素ガス)

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