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O485

誘導体化を用いたアミノ酸の高感度一斉分析

アミノ酸はUV吸収が弱いものもあり、UV検出器では高感度分析はできません。そのため一般的には、アミノ酸を誘導体化し、UV検出器または蛍光検出器で分析を行います。

今回、(株)島津製作所製の超高速液体クロマトグラフ分析(UHPLC)であるNexeraを用いた自動蛍光誘導体化によるアミノ酸分析を行いました。

蛍光基としては、一級アミンに対してはo-フタルアルデヒド(OPA)、二級アミンに対しては9-フルオレニルクロロギ酸メチル(FMOC)を用いました。

図1:一級アミノ酸の誘導体化

図1:一級アミノ酸の誘導体化

図2:二級アミノ酸の誘導体化

図2:二級アミノ酸の誘導体化

自動蛍光誘導体化による分析の利点として以下のような事項があります。

  1. 蛍光誘導体化であるため、共存成分の影響を受けにくく高感度で分析できる
  2. 誘導体化を自動でするため、前処理が簡便、且つ、人による再現性も高い
  3. UHPLCであるため高速分析できる。アミノ酸は11分以内で溶出する

一般的なアミノ酸混合物の測定結果を示します。アミノ酸を分離して検出できています。

図3:一般的なアミノ酸混合物の測定結果

図3:一般的なアミノ酸混合物の測定結果

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