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CE/MSによるアミノ酸分析
キャピラリー電気泳動質量分析(CE/MS)は、電荷によって化合物を分離して質量分析を行うため、共存成分の多い試料中でも、煩雑な前処理無しに高極性成分を選択的に検出できます。
図1に試薬のアミノ酸混合溶液(各10μg/mL前後含有)の測定結果を示します。泳動時間と質量の測定結果から、アミノ酸の定性を行うことができました。
図1:試薬アミノ酸のCE/MS測定結果
また、醤油を同条件でCE/MS測定し、醤油に含まれるアミノ酸を分析しました。なお、前処理は希釈操作のみです。
このように、共存成分の多い試料であっても、煩雑な前処理を行うことなくアミノ酸の定性分析ができました。
図2:醤油中のアミノ酸のCE/MS測定結果