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O390

HPLC(ELSD検出器)による糖類の分析
−単糖〜オリゴ糖の定性・定量分析(2)−

糖類はUV吸収がないため検出器としてRI検出器が使用されます。しかしながら、RI検出器は感度が低いため、高感度に糖類を分析するには濃縮などの前処理が必要でした。蒸発型光散乱検出器(ELSD)は、易揮発性化合物を除き、UV吸収がない化合物でも、ほとんどの化合物を検出することができます。また、検出感度はRI検出器よりも10倍程度高いため、糖類などのUV吸収を有しない化合物の高感度分析にも利用できます。さらには、ELSD検出器では検出時には移動相を蒸発させるため、RI検出器では利用できなかったグラジエント分析が可能であります。

図にHPLC(ELSD検出器)を用いた糖類の分析例を示します。RI検出器では検出下限レベルの糖類が高感度で検出されています。

図:糖類のHPLC(ELSD検出器)クロマトグラム

図:糖類のHPLC(ELSD検出器)クロマトグラム

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