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F082

GC、GC/MSによるウレタン中の残存イソシアネート(HDI)の分析

ウレタンは、塗料や成型品など、幅広く使用されている材料ですが、その原料である イソシアネートは有害物質です。
芳香族系イソシアネートであるTDI(トリレンジイソシアネート)やMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)については、ウレイド誘導体化してHPLCで定量する方法をすでに、確立してきました。しかし、HDI(ヘキサメチレンジイソシアネート)に関しては、UV吸収が弱いため、TDIやMDIと同様にHPLCで定量することができません。

このような場合には、メタノールでエステル化し、ガスクロマトグラフ(GC)測定する方法が有効です。
図1に示したのは、HDIのエステル体0.1ppmのGC/MS SIMクロマトグラムであり、試料換算でppmレベルの分析が可能です。

図1:HDIのエステル体(0.1ppm)のGC/MS SIMクロマトグラム

図1:HDIのエステル体(0.1ppm)のGC/MS SIMクロマトグラム

 

 

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