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I0801

イオンクロマトグラフ(陰イオン分析システム)

1. メーカー・型式

Diionex製     イオンクロマトグラフ(ICS-2100型、ICS-2000型、ICS-1500型、ICS-1000型)

2. 原理・特徴

写真:IC装置の外観

溶液中のイオン成分を陰イオン交換樹脂を充填したカラム中で、イオン半径やイオン価数などの違いにより分離します。カラムから順次溶出してきたイオン成分は、一般的に電気伝導度検出器で検出されます。溶出した成分の時間で定性分析を行い、検出した強度により定量を行います。現在、サプレッサータイプの装置が稼動しており、ノンサプレサータイプの装置に比べて約1桁の高感度分析が可能です。

3. 性能・仕様

  • 濃縮システムを付属しており、サブppb〜の定量分析が可能です。
  • 3D-UV/VIS検出器を付属しており、通常の電伝電導度では妨害のあるイオン成分の選択的検出や電気伝導度検出では検出できないSiO32-などのイオン成分も検出可能です。
図:陰イオン分析システム図

陰イオン分析システム図

4. 応用分野・分析例

  • 薬品、試薬の組成分析
  • 電子・半導体材料中の不純物分析
  • 化学・石油材料中の分析
  • 河川水、工業排水の分析
  • 大気中の酸性ガス分析
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