HOME > 分析機能(装置) > 物性試験
H0101

HDT試験装置

1. メーカー・型式

東洋精機製作所製     3M-2型

2. 原理・概略図

図:HDT装置の概略図

試験片に所定の曲げ応力((1)荷重たわみ温度の測定)、または荷重((2)ビカット軟化温度の測定)をかけて、油槽中に保持して油槽の温度を所定の速度((1)2℃/minまたは(2)50℃/hr)で上昇させる。
この時、試験片の曲げたわみ量(1)または針侵入量(2)を差動トランスにより検出し、それが所定の値に達した時の温度を荷重たわみ温度あるいはビカット軟化温度として測定する。

3. 性能・仕様

測定項目
  • (1)荷重たわみ温度
  • (2)ビカット軟化温度
準拠規格
  • (1)JIS K 7191-1,2/ISO 75-1,2/ASTM D 648
  • (2)JIS K 7206/ISO 306/ASTM D 1525
温度範囲 〜300℃
荷重 (2)10N、50N
試験片
(標準)
  • (1)フラットワイズ10×80×4mm(t)
       エッジワイズ12.7×127×3mm(t)
  • (2)10×10×3mm(t)
  • 試験片の作成から依頼を受けて実施することも可能

4.応用分野・分析例

  • 各種プラスチックスの熱的特性の評価
  • カタログ、技術資料の作成のための測定
前のページに戻るこのページのトップへ