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C1802

紫外・可視・近赤外線分光光度計

1. メーカー・型式

日本分光製     V-770型

2. 原理および特徴

分光光度計は、光源(紫外、可視、赤外光を含む白色光)を分光器で各波長(単色光)に分けて、順に物質へ照射し各波長の吸収強度を測定する分析装置です。
この測定によって、溶液試料における溶質の定量分析や波長ごとの吸収強度プロットが行えます。また、固体試料において透過スペクトルや反射スペクトルを測定することが出来ます。

3. 主な性能、仕様

工学系 シングルモノクロメーター・ダブルビーム方式
波長範囲 190〜3200 nm
測光範囲 紫外・可視-4〜4(-2〜3)Abs、近赤外-3〜3(-0.3〜3)Abs

4. 付属装置

(1)日本分光(株)製積分球装置 INS-923 型

形式 日本分光(株)製積分球装置 INS-923 型
波長範囲 200〜2500 nm
試料サイズ 最少 高さ20 mm×幅20 mm×厚み試料の状態
最大 高さ70 mm×幅100 mm×厚み10 mm
集光アタッチメント 測定光サイズ1、2、3 mmφ

(2)日本分光(株)製手動絶対反射率測定装置 ARSV917 型

形式 日本分光(株)製手動絶対反射率測定装置 ARSV917 型
波長範囲 250〜2000 nm
入射角 反射率5°〜85°
入射透過率0°〜85°
入射角設定 0.1°ステップ
検出ステージ 1°ステップ
試料サイズ 最少 高さ20 mm×幅20 mm×厚み試料の状態
最大 高さ65 mm×幅50 mm×厚み25 mm

5. 応用分野と測定例

溶液濃度の測定やフィルム、レンズ、塗膜、化粧品、粉体等の固体試料の透過率、反射率スペクトルを測定することで各種材料の特性評価が可能です。 写真:レーザラマン分光装置

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