C0601
液体クロマトグラフ飛行時間型質量分析計(LC-TOF/MS)
1. 型式
ブルカー・ダルトニクス製 micro TOF focus
2. 原理
LCカラムで分離精製した試料溶離液を噴霧して大気圧化でイオンを生成させ、試料イオンと溶離液イオンを分離し、試料イオンを検出器(TOF/MS)に導入します。
試料イオンは、TOF/MSで電場によって加速して一定距離を飛行させ、その飛行時間を測定することで精密質量を求めることができます。
3. 構成と概略図
4. 性能と仕様
質量範囲 | 50〜3,000 |
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分解能 | 15,000 |
イオン源 | ESI、APCI(ポジティブ、ネガティブ) |
導入法 | インフュージョン(直接導入)、HPLC、CE(キャピラリー電気泳動) |
5. 特徴
- 高質量精度とアイソートープパターンにより信頼性の高い解析結果が得られます。
- 有機溶媒に微溶であれば熱的に不安定な試料でも測定が可能です。
- 溶離液中のバッファーが不揮発性(Na、K、P等)は使用できません。
6. 応用分野
- 高分子(プラスチック)添加剤の分子量および構造解析
- 高分子化合物(オリゴマー)の分子量および構造解析
- 極性化合物(有機酸、多価アルコール等)の分子量および構造解析
- その他相談に応じます。